東京駅の建築装飾

      

「東京駅 100年の記憶」展でご紹介しているこの三角形状のものは、丸の内駅舎にある南北ドーム3階回廊の「ブラケット」です。「ブラケット」とは、壁や柱に取り付けて、庇や床などの突出部分を支える横材のことで、「持ち送り」とも呼ばれます。創建当時、三角の鉄板のままでは重苦しいので、何か透かしを入れることになり、新月から三日月、半月、満月へと変化する月の満ち欠けのデザインが使われることになりました。

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戦後の復興工事で失われていましたが、近年の保存・復原工事の際に見つかり、これをもとに、新たなものが製作されました。ドームの八角形にあわせて8パターンのデザインが、それぞれの辺に取り付けられています。

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当館の2階回廊を一巡すると、復原された「ブラケット」を近くに見ることができます。ぜひ、展示中の創建当時のものと見比べてみてくださいね。

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旧万世橋駅・マーチエキュート神田万世橋は、昨年に引き続き、年末年始も休まず営業いたしますが、営業時間が変更になりますので、ご注意ください。

◆12月29日(月)・12月30日(火)...開店=11時、閉店=19時

◆12月31日(水)...開店=11時、閉店=17時

◆1月1日(木)~1月3日(土)...開店=12時閉店=17時

(1月4日(日)からは平常通りですが、4日は日曜日ですので、閉店は20時です)

下線部が、通常の営業時間と変更になっています。

短縮営業ではありますが、元旦から休まず営業しています!神田、御茶ノ水、秋葉原界隈での初詣のお帰りなどに、ぜひお立ち寄りください。

そして、マーチエキュート神田万世橋の各店舗では、クリスマスや年末年始にちなんだ商品やイベント・ワークショップも盛りだくさん。詳しくはマーチエキュート神田万世橋のホームページをご参照下さい。

ひとびとの記憶の中の東京駅

      

 東京ステーションギャラリー館長の冨田です。今回、東京駅をテーマにした展覧会を企画する中で、驚いたことがありました。実は、「東京駅を描いた美術作品」が、少ないのです。全国の美術館の所蔵品目録を片っ端からめくり、東京駅を描いた作品を探したのですが、意外にもこれが少ない。東京駅イコール首都・東京のランドマークであり、たくさんの画家たちが、さまざまな表情を描いているだろう、と考えていたのですが、誤算でした。しかし一方で、東京駅の図像はあふれるほど膨大に存在するのです。たとえば絵葉書であったり、名所図・名所写真集であったり、子ども向けの双六の振り出しのコマとして。これは、東京駅が、旅の起点や東京見物の「お土産」、すなわち記憶としてひとびとの心に強く残ったことの証でもあります。もちろん、東京駅を背景とした山川秀峰の美人画、松本竣介があえて線路側=駅の裏側から寂しげに描いた東京駅など、さまざまな画家・版画家たちの個性的な眼で捉えられた東京駅の姿も、また時代の記憶のひとつでしょう。
 本展では、これらに加え、東京駅を含む周辺エリアの変遷を鮮やかに示す1914年・1964年・2014年の丸の内のジオラマ展示、東京駅の保存・復原工事の過程で発見された創建当時の建築装飾や部材などもご紹介します。これらを通じて、東京駅100年の歴史を、文化的・近代建築史的な視点からたどっていきます。創建当時の赤レンガ壁が露出した当ギャラリーの重厚な空間で、その魅力をご堪能ください。

 

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(左)山川秀峰 《東京駅と美人》 1942年 鉄道博物館蔵

(右)松本竣介 《駅の裏》 1942年 三重県立美術館蔵

      

スペシャル・オープン・ウィークの以下のイベントが定員に達しましたのでお知らせいたします。

◆◆11月23日(日) ワークショップ「おもしろ素材で作る!パワフルディーゼル機関車」(1)13:00~15:00の回が定員に達しました。

たくさんのお申込みを誠にありがとうございました。

この他にも既に定員に達しているイベントがありますので、東京ステーションギャラリーのホームページをご確認ください。

23日ワークショップの(2)15:30~17:00の回はまだ余裕がございます。

      

スペシャル・オープン・ウィークの以下のイベントが定員に達しましたのでお知らせいたします。

◆◆11月19日(水)東京駅100年講座 「東京駅丸の内駅舎保存復原工事の記録」

◆◆11月24日(月・祝) ワークショップ 「たてもの文様帖~東京駅の巻~」 10:30~12:00の回

たくさんのお申込みを誠にありがとうございました。

この他にも既に定員に達しているイベントがありますので、東京ステーションギャラリーのホームページをご確認ください。

※24日のワークショップは14:00~15:30の回はまだ空いています。

 

      

IMG_4794.jpg東京ステーションギャラリーで11月18日(火)から開催する13日間限定の特別企画「東京駅開業百年記念 スペシャル・オープン・ウィーク」のFacebookページを立ち上げました!

今後、イベント情報やお申込み状況、準備中の様子などを掲載していきますので、是非チェックしてみてください!

イベントお申込み状況:

大変有難いことに、11月29日(土)に開催する「美術館でビブリオバトル!?~『駅』をテーマに書評合戦!」の【発表者】が定員に達しました!お申込み誠に有難うございました。6人の発表者はどんな本を選んだのでしょう。。白熱したバトルを期待しています!

【観覧者】はまだまだ募集中です!事前申込制で、60席ご用意しております。美術館でビブリオバトルの開催は本邦初!この機会に是非ご参加ください。お申込みをお待ちしております。

ビブリオバトルについての詳細はこちらをご覧ください(知的書評合戦ビブリオバトル公式ウェブサイト

東京駅開業百年記念 スペシャル・オープン・ウィーク

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東京駅開業百年記念の一環として開催する「スペシャル・オープン・ウィーク:駅の美術館で楽しむ13日間」は、地理的・歴史的に近現代日本の中核に位置し、重要文化財でもある東京駅の中に存在する美術館として、改めてこの場所が持つ可能性を考える機会にしたいと願っています。

 期間中は、東京駅の成り立ちやその歴史について多角的に捉えるため、様々な講座を開催します。

その一つが、「都市の100年講座」シリーズです。

この講座では、東京駅周辺地域(丸の内と日本橋)を文化都市・東京の玄関口として捉え、街の発展やこれからのあるべき姿について、都市開発に携わるプロフェッショナルにお話を伺います。

 東京駅が開業した百年前の大正3年、駅舎の乗降口が作られた西側(丸の内側)には、ほとんど建物がありませんでした。一方、駅舎が背を向けた形となった東側(八重洲側)は、町人の街として栄えていました。 八重洲側に乗降口ができるのは、開業から15年後の昭和4年です。

駅舎の開業、関東大震災や東京大空襲、1964年の東京オリンピックなどで、変化を強いられ発展してきた東京。その中心的都市である丸の内や日本橋では、近年、三菱一号館の復元や日本橋の再生計画など、歴史や景観を意識した開発が進められています。2020年には東京オリンピックの開幕もあり、これからの街の変化が大変気になるところです。

丸の内と日本橋のこれまでの歴史を振り返りつつ、未来の東京について考えてみませんか。

 ◆都市の100年講座 「丸の内の今昔 -これまでの100年これからの100年-」

講師|構倫明(三菱地所株式会社丸の内開発部副長)
日時|11月20日(木) 19:00~20:30(閉館後・開場18:30)
定員|60名 お申込み方法
参加費|200円

 

都市の100年講座 「日本橋の今昔 -これまでの100年これからの100年-」

講師|新原昇平(三井不動産株式会社日本橋街づくり推進部長)
日時|11月27日(木) 19:00~20:30(閉館後・開場18:30)
定員|60名 お申込み方法
参加費|200円

 

講座はそれぞれ事前申込制です。お申込みお待ちしております!

神田須田町の歴史を体感!

      

s-IMG_8621.jpgのサムネイル画像10月19日にNHK総合テレビで放送された、NHKスペシャル「カラーでよみがえる東京」。大正~昭和に東京で撮影されたモノクロ映像をカラー化した、大変貴重な映像の数々は、驚きの連続でした。

その中で「秋葉原周辺」として紹介されていた映像は、すべて万世橋駅前の須田町交差点で撮影されたものでした。

東京駅と同じく、辰野金吾が設計し明治45年に営業を開始した赤レンガの万世橋駅舎と、それより前、明治43年に駅前に建てられた廣瀬中佐、杉野兵曹長の銅像は、大正期の東京を代表する風景として、多くの記録が残されています。

昨晩は、カラー化された映像を見ながら、昨年完成し現在マーチエキュート神田万世橋の「ライブラリー」で常設展示している「万世橋駅ジオラマ」を見ているような気分にもなりました。

このジオラマ、まさに大正初期、万世橋駅が開業した直後の神田須田町の様子を再現したものですが、まさか「モノクロのジオラマ」を製作するという話はあり得ないので、彩色絵葉書など様々な記録を徹底的に集め分析・考証を重ね、製作しました。自動車は街にはまだなく、洋装の人と和装の人が入り乱れていたのも当時の特徴で、ジオラマではそんなんところも再現しています。この製作時にも、今回の映像のカラー化とそっくりな調査をしていたことにも気づいたのでした。

映像も本当に素晴らしいものでしたが、このジオラマでも当時の東京をカラーで体感いただくことが可能です。

chronicle-gamen.jpgさらに、ジオラマの隣に設置してある端末「万世橋クロニクル」では、江戸時代から平成の間にあった、万世橋駅や中央線、神田須田町に関する出来事を、写真や資料と共に深く知ることができます。駅の歴史のみならず、駅ができるはるか前、江戸時代の様子や、ランドマークであった廣瀬中佐銅像ができた時のエピソード、また撤去の様子なども詳しく紹介したコンテンツです。

あわせて、東京大学廣瀬・谷川研究室と共同で行っている「万世橋・交通博物館思い出のぞき窓」アプリでは、交通博物館があった時代だけでなく、万世橋駅と廣瀬中佐銅像の写真も、その場で体感することができます。どの場所に駅舎と銅像があったのか、ということを、その場に立ってみることができますので、iPad、iphoneをお持ちの方は是非ダウンロードの上現地でお楽しみください!

 

東京の中心地として栄えた神田須田町には、歴史ある老舗がたくさんあることでも有名です。中でも有名な明治13年創業の「かんだやぶそば」も、昨年2月の火災で休業していたのですが、本日10月20日から、営業を再開。見どころ、味わいどころが復活しています!

好評発売中の旧万世橋駅公式ガイドブック「神田万世橋まち図鑑」を片手に、旧万世橋駅を拠点に須田町を巡り、東京の歴史を体感してみてはいかがでしょうか?

皆様のお越しをお待ちしています!

      

DSC_1109.JPG開業から1周年を無事に迎えた旧万世橋駅・マーチエキュート神田万世橋。鉄道駅の遺構が魅力ある空間に生まれ変わった点を評価いただき、2014年度のグッドデザイン賞に選ばれました。

さらに、その中からBEST100にも選ばれ、さらにさらにグッドデザイン大賞の候補にも選出いただきました。

11日から13日にかけ、台風が接近する中、東京ミッドタウンで「グッドデザイン・ベスト100」デザイナーズプレゼンテーションが開催されました。マーチエキュート神田万世橋は13日の最後の会に登場。施設設計、施工の際に、私ども東日本鉄道文化財団と連携し、「できるだけ遺構に手を加えず、しかし安全にご利用いただけるように」と、まさにご尽力いただいた、JR東日本ステーションリテイリングのチーフマネージャーから、歴史の紹介とそこから生まれたコンセプトなどがプレゼンされました。

この後、10月31日から11月4日まで、同じく東京ミッドタウンで「グッドデザイン賞受賞展」が開催され、そこで「グッドデザイン大賞」一般投票が実施されます。

この投票結果や、審査員の方の投票で、「グッドデザイン大賞」が選出されます。

旧万世橋駅・マーチエキュート神田万世橋にもお越しいただいて、イイネ!と思ったら、東京ミッドタウンの一般投票でも応援いただけると幸いです!

      

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10月14日は鉄道の日です。

各地で様々なイベントがありますが、旧万世橋駅・マーチエキュート神田万世橋では、東京駅にあるエキュート東京や、御茶ノ水駅、神田駅、秋葉原駅を巡るスタンプラリーを14日まで開催中です。詳しくはこちらのマーチエキュート神田万世橋HPをご覧ください

万世橋駅では、昭和7年から駅にあったスタンプを復刻したものを押していただけるのですが、これだけではなく、エキュート東京も、驚きの復刻スタンプが設置されています。

それはこの東京駅に多くのブルートレインが発着していたころのスタンプ。さくら、あさかぜ、はやぶさ、富士、みずほ、出雲、瀬戸...懐かしい列車のマークが描かれたスタンプ。

びっくりするほど大きなスタンプなので、きれいに押すのはなかなか大変ですが、押しがいがあります!

そしてもう一種類は...何と東京駅開業50周年のスタンプです!半世紀前のスタンプが甦りました。

ご覧の通り、新幹線が開業して2ヶ月後に、東京駅は50周年を迎えたので、わかりやすく東京駅丸の内駅舎と東海道新幹線がデザインされています。

東京駅100周年の記念スタンプも、丸の内南口に設置されていますので、今なら1度に50年間の東京駅のスタンプを押すことができるわけです。

そして、東京駅丸の内北口の東京ステーションギャラリーでは、ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 展も開催中です!

秋の休日、東京駅と旧万世橋駅で、鉄道の歴史に触れてみてはいかがでしょうか?

スタンプラリーの台紙は、エキュート東京とマーチエキュート神田万世橋に設置されています。押したスタンプの数によって、抽選で鉄道博物館の招待券なども当たりますので、巡ったあとにもお楽しみが待っています!ふるってご参加下さい!

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